ベトナムの企業(製造・加工)で、事業・生産へポジティブ(第2四半期・ベトナム統計局)

plant

一般統計局(GSO)が実施した調査によると、製造および加工業界の多くの企業は、2020年第2四半期の見通しについて楽観的です。

調査結果全体では、対象企業の38.8%は第2四半期には、第1四半期第最初の3か月よりも改善されると考えており、35.3%は事業が安定すると答えています。一方、対象企業全体の25.9%は、より多くの課題に直面すると予想しています。

製造及び加工のセクターでは、第1四半期よりも第2四半期に輸出量が増加すると判断する企業は、18%のみであり、一方減少すると判断する企業は、約37.5%にも及びます。その他、44.6%は第1四半期と同等水準との見通しを示しています。

第1四半期には、製造及び加工セクターの42%が、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行によって、生産・操業への影響を受けています。

一方、37.1%は安定した生産を行っています。2019年の前四半期との比較で、生産・操業において向上が見られた企業数は20.9%に過ぎませんでした。


鈴木 啓之(宅地建物取引士・簿記1級・英語 / 中国語)

宅地建物取引士。香港の日系最大手会計事務所を経て、ベトナムで独立創業。 ホーチミン現地で、仲間のベトナム人会計士たちと共に、日系企業をはじめ外資系企業に、不動産・会計・税務・監査と、ワンストップでサービスを提供。