,

ベトナムの中小企業の事業経費、経費を削減する方法

ベトナムの起業家または中小企業の経営者であれば、経費が事業に大きな負担となる場合が多くあります。

事業の経費とは、事業を営むための生じる、さまざまな経費であり直接費だけにとどまりません。また、ベンチャー企業では、事業を次の段階に成長させるために、コスト削減は欠かせません。

間接費は毎月支払わなければならず、ビジネスで収益が得られているかどうかは、関係ありません。多くの場合、賃貸、マーケティング、広告、公共料金、給与、事務用品などの経費です。

ビジネスに悪影響を与えずにキャッシュフローを解放することに真剣に取り組んでいる場合は、ベトナムの小規模ビジネスの諸経費を削減するためのヒントをいくつか紹介します。

ベトナムの事業におけるコミュニケーションの改善

効果的な内部コミュニケーションと長時間の会議は、財務リソースを大幅に浪費する可能性があります。

会議の明確な議題と目標を明確に定義すると、時間を大幅に節約できます。

ベトナムで事業を進める上では、ベトナム人とのコミュニケーションも必ず必要になります。

ベトナム人とのコミュニケーションで時間がかかっている場合には、チャットベースでの仕事指示や日本語が喋れるベトナム人の雇用など、会社ごとに合ったコミュニケーションを図ることは重要です。

ベトナムの事業では、エコも大事

エコは、事業を進める上で、大切なキーワードです。

エコな事業は、社会的責任(CSR)の向上だけでなく、企業文化の改善に繋がります。

例えば、LEDへの切り替え、ペーパーレス化、節水、廃棄物の削減、従業員とのリモート環境による職場、など、エコの観点から、さまざまなコスト削減に繋げることができます。

ベトナムの事業では、まず財務状況の理解

ベトナムで事業を進める上で、必ず、ベトナム会計基準、財務状況を理解することが重要です。

コスト削減の施策を実施した場合は、実施前と後で、どのような経費の削減に繋がったか、また収益への影響も把握する必要があります。

財務状況、決算書は、会社のサービスや商品といった直接費のみではなく、オフィスの賃貸費用、電気代、印刷費用、など有益な経費に関する情報を提供します。

管理者は、勘定ごとに、前月比でどのような変化、推移があったのか、しっかりと理解することは、コスト削減の中でも重要な施策です。

ベトナムの事業では、外部への委託を

会計、法律、さまざまな政令と、日々刻刻と事業にかかわるルールは変化します。

そのような事業環境で、さらにベトナムといった不慣れな海外の場合、いっそのこと外部への委託を上手に利用することが重要です。

外部委託は、会計、税務、給与計算など、さまざまなサービスを提供しており、これらを上手に活用することで、収益を上げる事業へ人的資本を供給することができます。


鈴木 啓之(宅地建物取引士・簿記1級・英語 / 中国語)

宅地建物取引士。香港の日系最大手会計事務所を経て、ベトナムで独立創業。 ホーチミン現地で、仲間のベトナム人会計士たちと共に、日系企業をはじめ外資系企業に、不動産・会計・税務・監査と、ワンストップでサービスを提供。