ベトナムの電子請求書(電子インボイス・VATインボイス)、よくある質問6つ

ベトナムでは、紙の請求書から電子請求書への切り替えについて、ベトナム財務省からの提案がベトナム政府によって承認されました。

商品およびサービスの販売に関する電子請求書の使用に関する政令119 が発行され、2018年11月1日から施行されています。

紙の請求書を電子請求書に置き換えることは重要事項と位置付けられてきました。

この記事を通じて、ベトナムの電子請求書への移行いついて、どのようにビジネスへ影響を与えるか理解することができます。

1.ベトナムの電子請求書とは何ですか?

電子請求書は、書類を必要とせずに電子的またはデジタル的に発行、処理、および受信される請求書です。

2.ベトナムのすべての企業に電子請求が義務付けられていますか?

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はい、そうです。

ただし、移行期間があります。

企業は、2020年11月1日まで、税務当局の事前印刷、会社自身による印刷を引き続き使用できます。

3.電子請求を申告目的で使用できますか?

いいえ。

e-invoiceは、税申告の確認コードでのみ使用できます。

4.電子請求の発行までの準備とは?

電子インボイスを使用する前には、各企業は税務局のウェブサイトを通じて登録手続きを行う必要があります。

税務局から承認されると、電子請求書を使用できます。

5.電子請求のメリットは何ですか?

電子請求によって、時間と経費を大幅に節約できます。

さらに、請求書及び会計記録等の管理に費やされる販管費を削減でき、不正請求をなくし、透明性を向上させます。

6.ベトナムでは電子インボイスの標準的な書式がありますか?

はいあります。

標準書式の電子請求書は、ベトナムの税務当局によって規定されています。

サービスを提供または商品を販売している個人および企業は、この標準書式による電子請求書を購入者に発行する必要があります。


鈴木 啓之(宅地建物取引士・簿記1級・英語 / 中国語)

宅地建物取引士。香港の日系最大手会計事務所を経て、ベトナムで独立創業。 ホーチミン現地で、仲間のベトナム人会計士たちと共に、日系企業をはじめ外資系企業に、不動産・会計・税務・監査と、ワンストップでサービスを提供。